試合結果

私が今までに出場した試合の結果と試合の体験記です。


(1)関西秋季パワーリフティング大会(2000年12月10日・阪南大学)

◎結果・・・トータル425kg・75kg級

スクワット ベンチプレス デッドリフト
第一試技 145kg◎ 95kg◎ 150kg◎
第二試技 155kg◎ 100kg◎ 160kg◎
第三試技 165kg◎ 102.5kg× 165kg×


◎体験記
 これが私が出た初めての試合だったので、当然の事ながら最初は緊張していた。その上、スクワットスーツを着るのが少し早すぎたために足がしびれてしまい、本当にスクワットが出来るのか心配だった。そして、遂に始まったスクワットの第一試技、緊張と不安で足が震えるほどだったが、とにかく慎重に行くことだけを考えて臨んだ。前に鏡がない上に、すぐ近くで審判に見られているのは感じ悪いと聞かされていたが、ラックのところに行ってみると言うほどの事はなく、むしろ、広々とした観客席を少し高い所から見下ろすのは気分が良い位だった。バーの真中からずれないように担ぎ、審判の合図を聞くとすぐ十分深くしゃがみ、立ち上がった。文句なしの成功だった。他の部員が拍手してくれたのが嬉しかった。この成功でかなり気分的なゆとりが出来たとはいえ、試合前の練習では155kgを挙げるのがやっとだったので第二試技もかなり怖かったが、意外と軽く挙がった。そこで、第三試技は思いきって10kg上げてみた。これは今まで担いだ事もない重量である上に試合前最後の練習で、157.5kgでつぶれた記憶が鮮明に残っていたため無理だと思っていたが、担ぎ上げた時に意外と軽いと感じた。それでもやはり、、つぶれることが、挙がらなくて惨めな思いをすることが、腰などを痛めることが怖くて、審判の合図があってすぐにはしゃがめなかった。そこで、深呼吸してひと呼吸おいて気持ちの整理をつけてからからしゃがみ始めた。周りの景色は目に入らない。完璧に集中していた。そして、一番下で、バウンドを使ってなんとか立ち上がった。成功した。これがこの試合の中で一番の会心の試技だった。スクワットで全試技成功したことで調子が出始めた。ベンチの第一試技はしっかり止めることだけを考えて、軽く成功。100kgも練習どおり、かろうじて成功。102.5kgは途中まで挙がったが、どうしても腕を伸ばしきることが出来なかった。デッドは予定通り、第一試技は軽く成功。第二試技は、赤がひとつついたが、成功。 第三試技は練習では挙がらなかった重量だが、ひざの少し上に来た時に大腿部の上に載せてしまったので失敗だった。ちょうど限界の重量だったので、もっと丁寧に、あせらずに引いていればと悔やまれるが、早く挙げようという気持ちが強すぎてあせって無理なことをして失敗してしまった。このことには選手としての未熟さが表れてしまった。

(2)関西新人パワーリフティング大会(2001年3月4日・岡山大学)

◎結果・・・トータル470kg・82.5kg級

スクワット ベンチプレス デッドリフト
第一試技 170kg◎ 100kg◎ 172.5kg◎
第二試技 180kg◎ 102.5kg× 182.5kg◎
第三試技 182.5kg◎ 105kg◎ 187.5kg×


◎体験記
 今回の試合には前回の75kg級ではなく、82.5kg級で出た。これは体重を増やしたためで、重量級こそパワー系スポーツの華と考える私にとっては、階級が上がることはそれだけで嬉しいことだった。将来的には90kg級で出ようと思っている。スクワットの第一試技は余裕を持って確実に成功。第二試技の重量は練習のときにやっと挙がった重量なので、気を引き締めてかからなくてはいけないのだが、今回の試合のときの私はある特殊な事情のため、どうしても闘志に欠けておりなんとなく試技に入ってしまった。すると、当然の事ながら、つぶれそうになった。それでも、闘志に欠ける私は、かろうじて重量を支えている自分を妙に客観的に見つめていて、「これは挙がらんな〜。アカンな〜」などと呑気にぼんやりと考えていた。そのとき、応援に来ていただいた某OBの声が耳に入った私は急に、思い出したように必死になり、気合を入れなおして必死であげた。今でもあの時の意識状態を説明することは出来ない。強いて言えば、眠い授業を聞いているときに必死で眠気に耐えようとしても耐え切れず、ほんの10秒ほど眠って、はっと目が覚める感じに似ていた。試技の後で思い出そうとしても記憶の空白状態のようになっており、試技の最中にどういう意識だったのか、どの様にしてあげたのか、どれくらい重かったのか良くわからなかった。そのため、第三試技の重量を決めるときに決めかねていたら、周りの部員に「超危なかったから増やすのは2.5kgにしておけ」と言われてしまった。第三試技はすこししゃがむ深さが浅かったが、普通に挙げることが出来、成功になった。これで、前回の秋パワーから私はスクワットは全て成功させており、しかも一つも赤がついていないことになる。スクワットが結果的には無事に終わり、ベンチのアップをしているときに気がかりなことがあった。岡山大学のアップ用のベンチは表面がとても滑らかで、ブリッジを作っても滑って元に戻ってしまう状態だったので、本番のベンチもそうかもしれないと心配になった。また、ベンチシャツなしで出ることになったのも痛手だった。しかし、試合用のベンチの表面は滑らかではなく、本番ではしっかりとブリッジを作ることが出来、第一試技の100kgは確実に成功させた。第二試技の102.5kgも、練習では軽く挙がっていたので成功させて、そのときの手応えを見て第三試技の重量を決める予定だったが、集中力に欠け、赤二つ、白一つで失敗になってしまった。なぜ失敗の判定が出たのかは良くわからないが、恐らく足が動いてしまったのだろう。だが、重さ自体は軽かったので、第三試技は105kgにした。ここで、色々と考えてしまった。もし第三試技を失敗するようなことがあったら、悔しい、嫌な思いが残ってしまう。そして、その思いはこれからの試合で、ベンチで納得のいく結果を出すまで続くだろう。また、トータル470kgも困難になる。したがって、第三試技は絶対に成功させなくてはならない。確実に成功させるためには止める時間を長めにしなくてはいけないが、長く止めすぎると挙がらなくなってしまうかもしれない。たかが、結果が最初から決まっている新人戦ではあるが、私は自分で自分を追い込んでしまっていた。少し困難な状況に直面すると余計なことを考えて自分自身を精神的に追い詰めてしまい、視野が狭くなり、思い詰めてしまう悪い癖が出ていた。第二試技から第三試技までの間が異様に長く感じられた。そして迎えた第三試技、持った瞬間、軽かったので成功を確信した。たっぷりと胸で止めたが、意外と軽く挙がった。しかし、自分自身で作り出していた重圧がかなりのものだったため、成功させた嬉しさは大きく、出口ではなく入り口から走り出して行ってしまった。後で聞いた話では主審が苦笑していたそうだ。重量設定に関してはまだまだ研究の余地がありそうだ。ここまで終わってのサブトータルは287.5kgだったので、470kgを挙げるために、デッドの第一試技は172.5kg、第二試技は182.5kgとした。練習どおりなら第二試技までは成功するはずだ。例によって、第一試技は細心の注意を払って確実に成功させた。第二試技も問題なく挙げたが、肩を返しても審判がダウンと言ってくれない。どうやら返しが浅いようだ。そこで、審判の顔を見ながらさらに肩を返したらやっと合図がかかった。少し手間取ったが、とりあえず470kgはあげたので、記録を伸ばすために練習でも挙げたことがない187.5kgに挑戦したが、膝の少し上くらいまでしか上がらなかった。試合はこうして終わったのだが、後で考えると、自分の腰、背中の弱さが情けない。デッドリフトで他の人に負けると、自分の非力を痛感し悔しい。次回は何人かで競り合うようなエキサイティングな試合に出たい。


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