C.着付け 「ほほぉ」とか「へぇ…」とか呟きつつとろとろ食べていた私で したが、次々と参加者の皆さんが席を立って着付けに向かわ れ始めたのを見て、そうのんびり食べてもいられないかと遅 まきながら気がつきました。 それからは少しスピードアップしたのですけれど、元々食べ るのが遅いことも災いし、化粧直しに立ったときにはもう化粧 室は超満員(><) おまけに、御室会館に置いていく荷物と巾着に入れて御殿に 持っていくものとを分けるのに手間取ったりして、御殿旧玄関 の受付に辿り着いたのは13:15頃でした。 ここで再び名前と参加証No.を申告し、脱いだ服を入れるため の紙袋と、袋に付ける名札をいただきます。 受付が終わったらすぐ着付けかと思いきや、再び誤算が! 旧玄関には既に20人くらいの方が順番待ち中。 着付け部屋で一遍に着付けのできる人数は8〜10人なので、 前の10人が終わったら受付に連絡が入って次の10人が御 殿に上がる、という流れになっていたのです。 その結果、玄関先で20分以上待たされる結果になってしまい ました。 振り返ってみると、このロスが結局最後まで尾を引いたよう に思います。。 |
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☆トライアルの教訓(5) 御殿への移動はとにもかくにも迅速に! 荷物の仕分けや鞄への名札の取り付けは、午前中のうち に済ませておくのが吉。 御殿へ持ち込むものは、休憩中にでも巾着に移しておきま しょう。 また、大きめの手鏡を持参しておけば化粧室が混雑してい ても安心です。 |
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ここで笑芭からも一言 とにかく「少しでも長い時間十二単を着ていたい!」という方 の場合は、昼食を極力早めに終えられて、この列に 一刻も 早く並ばれることをお薦めいたします。 また、逆に、「あんまり長く十二単を着ているのは、体力的に しんどいかも?!」という方の場合は、昼食をゆっくりと堪能 された後で、会場内の展示なども じっくりと楽しまれてから、 おいでになっては いかがでしょうか。 いずれにしろ、「一番乗りをするんだ!」というようなご覚悟の ない場合(笑)は、この待ち時間こそが 一番初めにいただ いた「本日の進行予定」のプリントにじっくり目を通すチャンス です! このプリントは「御殿へ持ち込むもの」の中に入れて おいて、一見無駄に思える この待ち時間を是非とも有効に 使いましょう!(私は それをせずに ひたすらボケーっと待 っていたもので、家に帰ってから後悔することしきりでした。 このプリントから得られる情報は、本当に貴重ですよ!!) |
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受付を済ませてから3回目の入れ替えで、やっと御殿に上が れました。 旧玄関から着付けのお部屋に行くまでには社務所の横を通 るので、騒がしくならないよう、それこそ千年前の宮廷女房 の気分でしずしずと廊下を渡ります。 かなり古い建物らしくて、ときどき床がギシギシいうのでその 度にどきっとしました(笑) 着付け部屋に到着すると、部屋中の至るところに装束の入 った風呂敷包みが広げられ、ここかしこで着付けの真っ最 中でした。 入り口でまた参加証No.を確認されます。 No.順に色分けされたリストを見て、「黄色!」とか「青!」と か、スタッフの方の間で暗号(?)が飛び交います。 どうやら誰にどの装束を着せるか、この色で決まっている模 様。 とはいえ、別にこの色は装束の色とは対応していなくて、何 による色分けなのかはよくわかりませんでした。 (一番有力な推測は身長別ですが、これも確証がある訳で はありません) |
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ここで笑芭からも一言 後からお聞きした話では、この色分けは 明さんのご推察の とおり「身長別」だったそうです。 ですから 本当に どなたに何が当たるのかは その場の運 次第だった・・・というわけですね。 |
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適当なスペースを見つけて、各自入り口でいただいた肌襦 袢を着ます。 脱いだ服は紙袋に入れて名札を下げておきます。 準備ができたら、いよいよ着付け♪ と思ったら、長い髪は着付けの邪魔になるということをすっ かり忘れてダウンスタイルにしていたもので、スタッフの方が ゴムを貸してくださいました。 (その節はご迷惑をおかけしましたm(__)m) 髪を束ねて、着付け開始です♪ |
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☆トライアルの教訓(6) ウィッグをお使いの方はもちろん、髪が肩よりも長い方は、 必ず着付けの前にひとつに束ねておきましょう。 (笑芭さんからのコメントにもあったように、ウィッグの場合 は紐で結わえるとよいです) また、肌襦袢を左前に合わせてしまう方が案外いらして 少々気になりました。 右身頃をまず合わせて、その上から左身頃を重ねるのが 衣紋の基本だそうですので、特に着物を着慣れない方は 覚えておきましょう。 |
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入り口で「黄色」と言われた私、スタッフの方が持ってこられ た風呂敷包みを見ると、上に黄色いリボンが付けてありまし た。 これが識別符になっているようです。 事前に「着る衣裳は選べません」と言われていたのですが、 確かにこの方法なら選びようもないわねぇと納得。 それ以前の問題として、100人もの人間があれこれ個人の 好みを言い出したら収拾がつかなくなってしまいますけど。 だから着せていただく装束は、その場で包みを開いてみての お楽しみ(*^^*) 「何色の衣裳が出てくるんだろう?」とわくわくしながら着付 けていただくのもまた楽しいものです♪ 最初に長袴を着けますが、足を置く部分に紐が縫い付けて あったのが今回の特徴。 この紐を足の甲と足首に回して結ぶんです。 そうすると、段差などで足を持ち上げても裾が足についてき てくれますから、袴の手前の方を踏んでしまってつんのめっ たりする心配がありません。 参加者は3時間近く回廊内を歩き回る訳ですから、歩きやす いように工夫されているんですね。 改めて、行き届いた配慮に感心しました。 |
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| 足袋をはきたい人は自分で用意すること! (西陣では、@630(消費税込)で販売しておられます。) |
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ここで笑芭からも一言 これは本当にナイスアイディアでした。(^o^)v 初めて見た時には「これはいったい何なんですか?」と思わ ず聞いてしまうほど驚きましたが、実際にこれをやってもらい ますと、まあ本当にスイスイと歩きやすいこと!! 平安時代の女房たちにも教えてあげたい! と思ったほど でした。(^o^) |
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次に単を着て、一旦腰で結わえて仮留め。 ここまでは午前中に拝見した衣紋道の着装実演と同じです が、その次の五衣は「総重ね」で着せていただきました。予 め綴じ合わせた5領の袿を一遍に着せ掛けて合わせます。 さすがに、肩にかかった瞬間はずしりと重みを感じます。 ささっと襟元を整えて、もう1回腰の部分を結び留めれば着 装完了。 この間、わずか1分ほど。 午前中の実演に比べると、スピードの違いは歴然です。 でも考えてみれば、平安時代の女房達にとって裳唐衣装束 は謂わば勤務服。 現代のキャリア・ウーマンが出勤のためにスーツを着るのと 同じようなものですから、そうそう時間をかけてはいられませ んよね。 きっと彼女達は、毎日こうやっててきぱきと衣裳を身に着け ていたんだろうなぁ…などとしみじみ感慨に耽っているうち に、打衣、表着、とどんどん着付けは進んでいきます。 実に機能的です(笑) 唐衣と裳にも時間短縮の工夫があって、唐衣の裾と裳の大 腰とが上下ひとつながりの衣裳のように縫い合わせてあり ました。更に、着崩れ防止のために引腰が裳に縫い止めて あります。 動き回っても後ろで絡まったりする心配がないのは嬉しいで すね(^^) これまた五衣と同様、一度に羽織って前で小腰を結びます。 10分足らずで平成の女房の出来上がり♪ 改めて袖口を眺めてみると、上品ないい色合いな上、個人的 に一番好きな色調で大満足。 福袋状態の装束は大当たりでした(^o^)v 巾着袋を手に提げ、廊下の手前でスタッフの方から渡された 桧扇を持って、御殿の回廊へ。 まずは一般客立入禁止の渡り廊下でひとりずつ記念撮影が あります。 着付けていただいたばかりの一番綺麗な状態で、お庭をバ ックに2枚撮っていただきました。 カメラ持込OKとはいえ、ちゃんとプロの方に撮影していただ けるのはまた格別ですよね♪ |
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ここで笑芭からも一言 実は、実際にやっていただくまでは、「総重ね」での着付けに 対して「手抜き」というメージを持っていた私です。でも、今回 の体験で、それが間違っていたことに気づかされました。 効率よくスピードアップをはかるべきところはチャッチャとすま せ、丁寧に仕上げるべきところ(襟首の色目が綺麗に出るよ うに とか 小腰を結んだ時の長さのバランスなど)について は とっても気を遣いながら着付けて下さっているのを拝見し て、「さすがはプロの仕事やねー!」と感心することしきりで、 丁寧に着付けていただけた! という満足感が 本当にすっ ごく ありました。 また、最後の仕上げに 懐に入れる帖紙をいただいたのは 当然として、桧扇まで 本当に一人に一つずつ用意されると は思っておらず、百コあることを知って かなり驚きました。 私はまたてっきり「どうしても顔を隠したい人はどうぞ」ってい う感じで貸して下さるのでは・・・? と思っていたのです。 それで、取り合いになるのはイヤだなと思い、「マイ蝙蝠扇」 を持参していたのですが、それを取り出す必要など 全くあり ませんでした。 それから、プロのカメラマンの方に 渡り廊下で一人2枚ずつ 記念の写真を撮っていただけたのは、後になってから思えば 本当にありがたかったです。 今回 私は他の方のお写真を撮ることばかりに熱中して、自 分の写真を撮ってもらうことには 全く無頓着だったものです から、ちゃんと前から一人で写してもらった自分の写真って、 結局 この2枚だけだったんですよね。(正直なところ、この 年になって写真を撮っても あとから見てガッカリするだけで すから 写真を撮ってもらうことに 積極的になれなかったん です。それよりは、若い方たちのお写真を撮らせていただく ほうがずっと楽しいですから・・・。)でも、全く期待していなか ったにもかかわらず、それが2枚とも そこそこいい写り(笑) で、ラッキーでした。やっぱりプロのカメラマンは巧いですね! 本当にこの2枚がなければ 自分がどんなお衣裳を着せて いただいていたのかさえ(特に紋様に関しては全く)わからな くなってしまうところでした。 (^^ゞ |
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次は御殿回遊につづく
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