ミニ比較検証「ソリッド・ファンデーション/ザ・ニューエスト・モデル」
 グルーヴィー・ファンキー・ソウルフル・パンク・ロック

アーリー・ソウル・フラワー復刻シリーズとして、
ニューエスト・モデルとメスカリン・ドライブが紙ジャケになりました。
なんでまた今頃? って気がしないでもないんですが、
この頃のアルバムは廃盤状態だったそうで、まずは祝再発!
で、紙ジャケ&リマスターならば買い直さなければ! という事に。

初めに言っておくと今回の紙ジャケは、オリジナル再現度という点では、あまり評価は高くなさそうです。
ていうか、評価不可能とでも言いましょうか。
それはつまり、キング移籍後の「ソウル・サバイバー」や「クロスブリード・パーク」のアナログ盤は
限定盤、自主制作盤でのリリースだったということもあり、
どちらかというとアナログ盤の方がイレギュラーなんじゃないか、と。
更に「ユニバーサル・インベーダー」はCDのみだったしなー。
そんな訳で今回の紙ジャケに関してはアナログ盤に忠実かどうか?というのは
あまり意味無いかなー、って気がします。
なんというか「もし当時アナログで出していたら、こんな感じ?」みたいな。
でも、プラケのペラペラブックレットと違って、コーティングあり、布目あり、ダブルジャケットあり、
ということで「あくまでも再発用の限定パッケージ」とみれば 結構楽しめます。

その中で「ソリッド・ファンデーション」のミニミニ比較検証をやってみました。
なんで、これなん? 答:他のアルバムは処分しちゃったから。・・・・・
さて、今回の紙ジャケ版ファーストですが、
アナログのミニアルバム「senseless chatter senseless fists」ではなく、
後に出た編集盤CD「solid foundation early days 1986-1987」の方が基になっています。

R.B.F盤
R.B.F-305
バルコニー盤
BOY-14C SF-012
キング盤・紙ジャケ
KICS 967 SF-055


BOY-14Cは、キング移籍後にバルコニーからリリースされたモノですが、SFの番号が入っていました。
逆に、今回の全プレDVDの元である「Great Society-LIVE 1990.1.13」は、
当時メンバ−が納得していないのにリリースされたということで、
キングからのリリースでありながらSFの番号は入っていません。

バルコニーCDは、R.B.F盤+α、って印象だったんですけど
実際には、その+αの方が圧倒的に多かった。
今回の紙ジャケは、そのバルコニーCDより3曲増量、ってことで
更に「初期音源集」的内容が強調されました。
これでキング以前の初期音源をほとんど聴くことが出来ます。
ただ、ジャケットは「ピンクのファースト」の方で、復刻して欲しかったような気も。

アナログ盤レーベル。イラスト入り。
バルコニーCDレーベル。 紙ジャケCDレーベル。

ピンクの地色、というのが基本(?)です。
それでは、ジャケット裏を見てみましょう。
アナログ裏ジャケ。
切抜きコラージュが、いかにも当時のインディーズな雰囲気。
87年で、このオースティン・パワーズなイラストとは、センスが有るんでしょうか無いんでしょうか?
バルコニーCD裏
バルコニーCDでは、透明トレイの中にイラスト。
何故か、曲目や落書きはカットされてます。
紙ジャケ盤裏
紙ジャケでは、上のイラストは同封ブックレットにも掲載されていません。

ライナー関係です。
アナログ盤ライナー。
バルコニーCDのブックレット。結構レアな、というかヘンなショットが満載。

紙ジャケ版ブックレットは、歌詞とオリジナル盤のジャケ写のみ。しかもモノクロです。

通常盤はどうなるかは判りませんが、何といいますか紙ジャケにするだけで精一杯、って印象が・・・。
極々大雑把にいえば、バルコニーCDのブックレットを紙ジャケにした、って感じです(大雑把過ぎ?)。
でも、内容的には買いだと思うので、余裕の有る人は是非。


ミニ比較検証「ギズモ・ファンタジア/ゴドレイ&クレーム」
 世界大滅亡のとき・・・黙示録の四騎士たちに敢然と挑むギズモの覇者、ロルとケヴィン

ギズモの親子。まず大きさを比べてみました。

英国盤は未所有なので、国内盤での比較検証となりました。
当時はまだ、ロル・クレーム&ケビン・ゴドレーです。
紙ジャケでは、ゴドレイ&クレーム。

・・・コドレー、って誰だよ!?(さまぁず三村)

3枚組で¥6000というのは、78年頃なら結構な値段だったと思います。
英国盤がどれくらい日本に入ってきたかは解りませんが、新品で買えば¥10000以上したんでは?

今回の紙ジャケ、イラストを張り付けたボックスは、紙質もかなりそっくりです。
蓋が別々になっていないで、一枚で繋がっているところが違うくらい。
箔押し文字もバッチリ。
ブックレットに加え、3色の内袋もしっかり復刻。
これで箱の底に、指で押し上げる為の穴まで空いていたら、
相当笑えますけど、さすがにそれは無かったです。

  内側のオレンジ色もバッチリ

ブックレットの紙質が、いささかペラペラですが、サイズダウンってことを考えればこんなもんでしょう。
ただし表紙の文字が箔押しでは無く、通常の印刷になっています。

  アナログ版のブックレットは、こんな感じ。

アナログの方は全17曲ですが、紙ジャケの方は全26曲。え? ボーナストラック入り?!
とか思いましたが、実はこれ曲間の喋りをダイアログとしてカウントした為。
また、アナログではA面にあたる1〜5トラックは、アナログ盤には曲間溝が切っておらず、
ライナーのタイム表記も通しで17:02となっています。
紙ジャケ盤は、別個にサーチ可能。
ラストの「ブリンツ・チューン」は17楽章からなる組曲ですが、
こちらは紙ジャケ盤も1曲としてクレジット。
(もしかしたらインデックス・サーチなら出来るのかも知れませんが、うちのCDラジカセでは出来ません・・・)

紙ジャケ盤には対訳が付いていませんが、アナログ盤にはミュージカル・サイドの大意訳がついてます。

   未だに、ちゃんと読んだことがない。え? あなたもですか?

歌モノを中心にダイジェストした普及版(?)「ミュージック・フロム・ギズモ・ファンタジア」もリリースされましたが、
元々コレを買うような人は、ハナっから3枚組の方を買ったと思われるので、こちらもほとんど売れなかったでしょう。
逆にこちらの方が現存数が少ないかも知れません。

現在、レコードプレーヤーが無いので、アナログとの音質比較検証は出来ません。
で、代わりといってはなんですが、10年程前に購入したヨーロッパ産(と思われる)CDも紹介しときます。

2枚組で当然プラケースです。
printed in Germany ですが、主な表記は英語です。(アメリカ輸出用?)
また、リミテッド・エディションということで、手書きのナンバリングのブックレットが入ってますが、
こちらのブックレットは紙ジャケ盤とは比べ物にならないお粗末な仕上がり。
ギズモ・サイドを視覚化したイラストが全てカットされています(怒)。

  実際に限定数売れたのだろうか・・・

音の方は紙ジャケ盤よりメモリひとつ分音圧が低いって感じで、音質も紙ジャケ盤の方が明らかにクリアです。
さすがに10年以上前のマスタリングですから、差があって当然ですが、
リミッターの掛かったような音は、これはこれで味があると言えなくもないです。