| カラテスター名鑑 |
アンジェラ・マオ(茅瑛 /ANGELA-MAO-YING)
1952年(50年とする資料もあり)9月20日台湾生まれ。 本名=茅復静。"ゴールデン・ハーベストの宝"と呼ばれ、女性カラテスターのbP。 ブルース・リーから妹のように可愛がられ、直接武術指導を受けている。 6歳から8年間、台湾の「復興戯劇学院」で歌や踊りを習い京劇の基礎を身につけ優秀な成績で卒業。 70年、ゴールデン・ハーベスト社の新人女優として入社。 「天竜八将軍」で映画デビュー。 その後本格的主演作「鬼怒川」(写真右→)が製作。 名前の”茅瑛”の横に「ゴールデン・ハーベストの宝」とポスター・クレジットされる。 74年1月、香港の俳優レイ・チェン(雷震)と電撃結婚、(80年?)惜しまれつつ引退。
<コメント>
この人の日本での最初の公開作品って、「燃えよドラゴン」(龍争虎門/Enter
the Dragon)でのブルース・リーの妹役ですけど、おそらく日本のスクリーン初の「カラテを使う少女」なんではないでしょうかね? 「ブルース・リーの妹」ジュディ・リーが実際にはブルース・リーとの接点がなかったのに対し、実生活でも親交のあったこっちの方がむしろ「ブルース・リーの妹」と呼ぶにふさわしい…のかなあ? あとの公開作は単独主演作アンジェラ・マオの女活殺拳(合気道/Hap-Ki-Do)。 これって若き日のサモ・ハン・キンポーとカーター・ワンが共演していることはよく知られていますが、この作品のためにスカウトされた実際の大物武道家が黄仁植なんですよね!(^_^)まあ日本の石橋雅史みたいなもんですかね? それと”2代目ボンド”ジョージ・レーゼンビー共演の暗黒街のドラゴン 電撃ストーナー(鐵金剛大破紫陽觀/Stoner)たしかレーゼンビーって、「死亡遊戯」撮影のために香港に来たのにリーが急死したもんだから、急拠この作品の出演依頼をした…という話があったような?
アンジェラ・マオの女活殺拳(合気道/Hap-Ki-Do)より
<ストーリー>
若くして合気道道場経営を任されたユー(アンジェラ・マオ)は、 師の教えをよく守り、ひたすら精進と忍の日々を送っていたが、腹黒い日本人やそれと手を組む黒熊道場からの妨害・嫌がらせは激しさを増す一方。
同門のカオ(カーター・ウォン)やファン(サモ・ハン・キンポー)が惨殺され、命にも換えがたい看板を奪われて忍耐の限界を知った。
師が派遣してくれた若者と2人きり、黒熊道場に殴り込むユー。 100人の敵を打ち倒し、道場再建に再び取り組む。
<コメント>
この作品で描かれている「合気道(ハプキドー)」は日本の「合気道(あいきどう)」とは別の、蹴技を多用するどちらかというと打撃系の格闘技なんですよね。 余談ですが”炎のカリスマ”大仁田厚のFMWの創設期の外人選手にリー・ガスクーという韓国人ファイターがいましたが、たしかこの人がこのハプキドーの達人、って触れ込みだったはず
暗黒街のドラゴン 電撃ストーナー(鐵金剛大破紫陽觀/Stoner)より
<ストーリー>
アジア・マフィアの首領シン(高城丈二)は、新興宗教の神社を隠れみのにその地下でヘロインの錠剤を製造、
香港に売りさばいて暴利をむさぼっている。 だが悪事は長続きはしないのだ。
香港とアメリカから同時に2人の秘密捜査官が行動を開始していた。 この時点ではまだ別々の動きではあったが、
2人の腕は共に超一級。香港のリー(アンジェラ・マオ)は物売りや人夫に変装して核心へと近づき、
婚約者を殺された恨みを胸に抱くアメリカのストーナー(ジョージ・レーゼンビー)
はシンの手下共と小競り合いを繰り返しながら捜査を敢行していた。 2人は、シンの地下アジトで陰謀会議の行われた夜、
暗闇の中でハチ合わせ、互いに敵とカン違いして一戦いを相交える。 そしてシン一味に発見されて捕らえられてしまう。
リンチに次ぐリンチ。 2人は苦境の中で必死に脱出を企て、見事に成功。 すかさずシン一味を全滅に追い込み、又会う日を約して別れた。
<コメント>
2代目ジェームス・ボンドのジョージ・レーゼンビーが出演していることが有名。 タイトルロールの「ストーナー」はこのレーゼンビーの役名なんですよね。 このレーゼンビーを誘惑する謎の女役で出演しているのがかの有名な「リーの愛人」ベティ・ティンペィ…って、なんかブルース・りー(の死)にゆかりのある人がいっぱい出ているなあ?(^_^)
燃えよドラゴン(龍争虎闘/Enter theDragon)より
アンジェラ・マオの女活殺拳撮影中にスタジオを訪れたブルース・リー、ボブ・ウォール、テャック・ノリスと記念撮影

1974年6月12日アンジェラ・マオの女活殺拳日本公開PR来日時の韓国合気道の演武